オッサンのバイク生活日記(194)

10月25日(日)

    朝7時、町内の一斉清掃。毎年5月と10月に近くの市営駐車場と公園の草刈りをするが、今年の5月は雨のため中止となり昨年の10月から草は伸び放題。大人の腰高よりも伸びた草は草刈り機を持っている人達に任せて端の方の伸びかけの草を刈る。草刈機によって刈られた草が溜まったところで半分はビニール袋へ、残りは何本もある桜の木の根元へ堆肥として積む。通常は1時間ほどで終わるが今回は1時間半ほどかかった。ご褒美の紙パックのお茶を貰い終了。最近は朝晩寒くなってきたが、体を動かすとそれなりに汗をかく。風呂にお湯を張りゆっくりとつかる。
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Tくんに草刈りが終わったことをLINEし、10時に美濃の道の駅で待ち合わせることにする。

10時少しすぎに道の駅到着。ここはバイクの駐輪場が5,6台分あるがすでに10台ほどはみ出して停まっていた。ちょうど2台出る所だったのでそれを待って停める。気候的には今がツーリングには一番いい季節。一般の駐車場の方にもかなりのバイクが停まっていた。おそらくみんな北の方角、郡上八幡や明宝、高山目指してせせらぎ街道を走るのだろう。自販機で缶コーヒーを買い休憩しているとTくん登場。4台ほどのグループが出発したあとのスペースにCB1100を停める。2人とも朝食をまだ食べていなかったので出店でフランク、ポテト、唐揚げを買って休憩スペースで食べながらどこへ行くかを決める。今美濃にいることを考えるとこのまま郡上や明宝に向かうのが順当だけど、先週行ったばかりなので今日は長良川に沿って南下して千代保稲荷で串カツを食らうことにする。いつもは行き先が決まるとTくんがスマホのナビに行き先を入力し先行してくれるので私は後をついていくだけなのだが、今回は通信制限がかかっているのでナビ無しで行くと言う。一抹の不安はあったが行ったことがあると言うので任せることにする。私も何度か行ったことはあるが、もう20年以上前の話なので自信はない。迷ってもなんとかなるだろうしそれもまたおもしろい。バイクがまばらになった駐輪場へ戻りエンジンをかける。

Tくん「とりあえず本巣めざせばいいですよ                   ね。」 と言って走り出す。

私   「えっ!?」

美濃から山県市を抜け本巣市を通って堤防道路へ出る。千代保稲荷長良川揖斐川の間にあるので揖斐川の堤防を走っても行けないことはない。しばらく堤防を走ったところで道幅がだんだん狭くなりほとんど車も走っていなくなりTくんUターン。

Tくん  「ちょっと迷いました。少し戻ってい                   いですか?」

私         「ええよー。」

しばらく戻って広い道に出たところで左折しようとするTくん。いや、明らかに反対でしょ。  で、前に出て「右折して長良川の堤防へ出よう。そこまで先走るわ。」  と言って20分ほど走り長良川右岸堤防道路へ出る。そのまま行けないこともなかったがTくんの顔を立てて再び先行してもらい、とりあえず道の駅クレール平田で休憩。

Tくん  「いつもいかにナビに頼っているか思                   い知らされましたわ。」

私    「こんなんも楽しいやん。」

道の駅からお千代保稲荷は目と鼻の先、すぐに赤い鳥居が見えてくる。
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近くまで行くとあちこちで有料駐車場¥300の看板と共にお年寄りが腕や棒を振って、うちの駐車場に入れろと誘っている。Tくん、どういう基準で決めたのか、そのうちの一つにバイクを滑り込ませる。車一台分のスペースにバイク2台を停める。駐車場のオッサンがやってきて 「300円ね。」  「2台で300円でええの?」と聞くと、「ひと枠300円やで。2台分貰ったらバチが当たるわ。」  「あざーす笑」
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コロナ禍で、[ 三密は避けましょう]という表示があちこちにあるが日曜日ということで結構な人出。でもみんなそれなりに距離を開けている感じはある。お稲荷さんを真ん中に東西にみやげ物店、串カツの店、うなぎや鯰等を扱う食堂など、いろいろな店が軒を連ねる。我々は西口の駐車場に停めたのでひと通り東口まで歩きながら店を見てまわる。f:id:betebete00:20201211214026j:image
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真ん中辺りへ戻ってお参り。Tくん、以前にも来たらしいがお参りするのは初めて!?だという。参道前でロウソク1本とわらを通した揚げ1組50円を2組買いTくんに1組渡す。わらが通してあるのは直接手に持つと手に油がつくからだと思うのだが、Tくん、揚げをわしづかみ。「これ、どうするんですか?」  ロウソクは専用の六角堂のような形のロウソク立てに立てる。揚げは正面の賽銭箱の手前にある台に置く。無事お参りを終えるとぐるっと回ってお稲荷さんの横手に出る。Tくんさっそくトイレで手を洗っておりました。
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さて、時間はすでに3時を回っているので歩きながら目星をつけておいた店、と言ってもただ単に駐車場に一番近い店で串カツを買う。店先で好きなだけ食べる、という方法もあるが、コロナでソーシャルディスタンスを、と言われているし、落ち着かないのでとりあえず買ってどこかで食べることにする。1本100円、10本買うと2本おまけしてくれると言うので10本(12本)買う。あと、どて2本。串カツにはちゃんと持ち帰り用のみそだれを密封した袋がついていた。駐車場に戻ると車一台分の出口だけ開けてありあとは三角コーンで閉じられていた。駐車場のオッサンももういない。のんびりした商売やね笑。駐車場のブロックに座り2人で12本の串カツを食べる。食べ終わったあと、まだ物足りないようすのTくん、「イカ焼き食べませんか?」  「ええよ」  西口出口にあるイカ焼きの店で半身400円2本購入。店の椅子とテーブルで食べる。店のおばちゃん  「どこから来たの?」 Tくん  「関です」  「関のどこ?」  「小屋名です」  「あら、私、千疋」地元の人間ならわかるが小屋名と千疋は目と鼻の先。おばちゃんのご主人らしき人がなぜか大笑い。50km近く離れているところで同じ土地の出身とは、偶然とは言うもののおもしろい。ひとしきり地元の話をしたあと店を出て千代保稲荷を後にする。帰りは長良川右岸をひたすら北上する。途中、迷って岐阜大学の構内に入りそうになりながらも何とか知っている道に出てコンビニ休憩。あと30分ほどで帰れる距離なので流れ解散。無事帰宅することが出来ました。Tくん、道案内お疲れさまでした。

 

走行途中、メーターが77777.7kmになったけど堤防走ってたから止まることが出来なかった…
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