オッサンのバイク生活日記(192)
10月15日(木)
朝4時半起床、5時に予約してあるレンタカーを取りに行く。今日はカミさんと滋賀県湖東の寺へ行こうと決めていた。6時出発。取り敢えず永源寺を目指す。長良川を南下し、道の駅クレール平田で休憩。まだ7時で当然店は開いていない。自販機で水分補給。
さらに南下して木曽三川公園を右折、三重県に入る。多度大社の前を通りいなべ市へ入る。順調。国道421号を西進し、道の駅奥永源寺渓流の里に到着。8時40分。やはりまだ店は開いていない。
ブラブラしているとカミさんがポスターを指さして「ここ面白そうじゃない?」 見ると瓦屋禅寺と太郎坊阿賀神社を紹介するポスター。行き先は決まった。永源寺を通り過ぎ東近江市の瓦屋禅寺を目指す。40分ほど走ると山の中腹にポスターにあった太郎坊が見えてくる。
少し山道をのぼり太郎坊前を通り過ぎ5分ほどで瓦屋禅寺に到着。訪れる人はほとんどなく、ゆっくり見て回る。本堂手前のおびんずるさんは病気療養中(修復中)のためお留守でした。
茅葺き屋根の本堂でカミさんが御朱印をいただく。私はというと、いろいろお寺も見てまわってるけど御朱印は頂いたことがない。集め始めると「行かなければ…」 とか「貰ってこなければ…」 という気になってどうも窮屈な感じがしてその気になれない。以前バイクで道の駅のスタンプを集めていたが、面倒になってやめてしまったこともあるから、まぁ、手を出さない方がいいと思っている。
さて、カミさんが御朱印をいただいたあと、少し石段を登ったところに大きな観音さまがいらっしゃったので拝んでおく。そこからは東近江市が一望でき、爽やかな気候も手伝ってとても気持ちが良かった。
駐車場から先ほど来た道を5分程戻り太郎坊宮前に到着。山の中腹にあって遠くからも見えていた参集殿に入る。いろいろな天狗グッズが並んでいる。ここでも御朱印をいただく。天狗は勝運の神だそうな。参集殿を出て夫婦岩を目指す。下の登山口からは750段あるという石段。ここは途中の駐車場からなので260段ほど。
途中何体かある天狗を眺めながら登っていくと高さ5mもあろうかという大きな岩が目の前に現れる。間が80cmというこの夫婦岩の隙間を願い事をして通ると、いい人は願いが叶い、悪い人は岩に挟まれる、ということを後になって知った。挟まれなくて良かった。願い事もしなかったけどね。
頂上付近からの眺めは瓦屋禅寺同様東近江市が一望でき、なかなかのものでした。参集殿近くまでおりてきて自販機で水分補給。駐車場横には 「昇運授福のかわら投げ」 なるものがありかわらを投げて的を通れば願いが叶うという。やってみたけど通りませんでした。
次なる目的地は道の駅あいとうマーガレットステーション。もう何度も訪れている道の駅なので迷うことはない。食堂で天ざるそばを食べる。隣にあるコスモス畑ではたくさんのコスモスが咲いていたので畑の中の道を通り(入場無料)写真を撮る。
少し遅い昼食だったがまだ時間があったのでカミさんのご要望に応え金剛輪寺へ向かう。湖東三山はどこも本堂まで石段があるので良い運動になるが、この金剛輪寺だけは申し出れば本堂脇まで車で行ける道を通してくれる。今日は普通に足で登った。まずは明寿院の庭園を観る。2頭の龍が描かれた襖が印象的。
庭園を後にして両脇にお地蔵様が無数に並ぶ石段を昇っていく。本堂では秘仏の大黒天が期間限定の御開帳で、貴重な姿の大黒天を拝むことが出来た。通常大黒天といえばふくよかな体つきに大きな袋と打出の小槌を持ち、いかにも柔和な顔つきを思い浮かべるが、この大黒天は元々の姿、破壊の神としての姿でどちらかというと十二神将像に似た少し怖い顔、姿をしている。じっくりと拝んでから本尊の裏にある部屋へまわるとここにも大黒天が。こちらはいかにも大黒様といった姿で親しみやすさを感じる。
本堂を後にして駐車場に戻る。いつもは脇にある茶店、土産物屋を覗くが、時間がなかったので素通りし帰路に着く。彦根から名神高速道路~東海北陸道を経て5時過ぎ無事仕事場到着。